ー今回のブランディングを通して、何を伝えたいと考えていますか。
荻原:「私たちが何者で、何を目指しているのか」ということです。
このキーメッセージとキービジュアルは、僕らが目指す世界観を、分かりやすく一発で表現してくれます。株式公開(上場)して社名認知が広がる中で、きちんと自分たちの独自ストーリーを示すことができました。これらを活用して、もっと多くの人にソウルドアウトがどんな会社なのかを知って欲しいと思いました。
美濃部:社員の想いも伝わっていくといいなーと思っています。うちの社員はみんな真面目で、一生懸命で、勉強熱心です。お客様を支援していきたいという、社員一人ひとりの情熱も感じてほしいです。
北林:僕は、このビジュアルを通して中小・ベンチャー企業の方に「自分も花を咲かせたい」と思ってほしいなと考えています。
デザイナーは通常、コピーに対して変化球で作品をつくりますが、今回は直球で「咲き誇る」様子をそのまま表現しました。その方が伝わると思ったんです。日本列島をかたどった色とりどりの生花の1本1本が、中小・ベンチャー企業を表しています。
これを見た企業の方が、僕もこの花の一つになりたいなと思ってもらえたらすごく嬉しいですし、ソウルドアウトさんの社員にもこういう花を咲かせたいと思ってもらえたらいいなという想いです。
美濃部:そうですね。お客様である中小・ベンチャー企業の方々に、「ブランディングでこんなこともできる」ということが伝わると良いと思っています。
今回のブランディングは、もちろんソウルドアウトのためのものでもあるのですが、お客様である中小・ベンチャー企業の経営者の方々に「こんなことをやってみたい」と感じていただければと考え、設計したものなんです。どのようなことができるのか、これを一つのサンプルにしていただきたいと考えました。
本当は中小・ベンチャー企業こそ、ブランディングをすることによって大きな効果を得られるんです。