本プロジェクトで講師を務める小野友嘉に話を伺いました。小野は元エンジニアでスマホアプリのゲーム開発を行っていた経験もあります。弊社では、EC(インターネット通販事業)の成長には欠かせない「Criteo」の専門チームを率いています。
―このプロジェクトをスタートさせようと思ったのはなぜですか?
Criteoなどのデータフィード広告(※1)を設計・運用していて、営業やコンサルタントのITスキルを更に高める必要があると感じたからです。この部分を強化したらどのようなことが起きるのか、プログラマティック(※2)と呼ばれるように、テクノロジーの進化が進み複雑になりつつあるインターネット広告を、自由自在に扱える人材がソウルドアウトに何人も生まれたらどうなるかと想像し、取り組んでみたいと考えました。
―実際の講座はどのような内容ですか?
本プロジェクトは「初級編」「上級編」の2段階に分けて実施します。先日「初級編」が終了しました。
最近は、受講生のスキルアップを肌で感じています。例えば、これまではタグの相談というと設定の依頼だった人が、JavaScriptの記述についての相談、という風に相談内容がレベルアップしているんですよね。
「初級編」は、デジタルマーケティングで必須の広告のタグとデータフィード関連の座学と、タグ実装に必須なJavaScriptの研修でした。Criteo、Google、Facebookの各媒体で使用するタグの説明、データフィードの作成方法、実際に使用するプログラミングなどです。
「上級編」は、Webサイトの制作や改善に取り組む際に課題となることを中心に扱う予定です。「Web制作会社で働ける」スキルが目標です。上級編にエントリーしている社員がとても多く、全社員のITスキルへの意識の高まりを感じます。今後、プログラミングの楽しさを伝えていければと思っています!
※データフィード広告=商品の価格や特徴、在庫情報など、商品に関する様々なデータを使用して広告を配信する。データを媒体のフォーマットに変換し、ユーザーの閲覧履歴などに基づいて興味関心にぴったりの広告を配信する、という「データフィード」と呼ばれる仕組みで配信される広告。
※プログラマティック=複雑になりがちな広告取引を自動化する方法。リアルタイムに、ユーザーの所在地やデバイスなど、データにもとづいた広告のターゲティングを自動化でき、広告をどのメディアの広告枠に掲載するかを迅速かつ的確に決定することができる。
WEBマーケティングサービス本部
メディアソリューション部部長補佐
小野 友嘉(Yuka Ono)