―まず始めに、御社が提供するサービスについて教えてください。
企業が採用面接時に使えるWeb動画面接サービス「HARUTAKA」を提供しています。HARUTAKAには離れた場所にいる応募者とオンライン上で面接ができる「ライブ面接」とあらかじめ企業が設問を決めておくことで、応募者が都合の良い時間に面接動画を撮影して送ることができる「録画動画面接」があります。また、候補者管理や面接録画機能など採用活動に必要な機能も揃っています。
ご活用いただく中でもっとも多いのは新卒採用ですが、最近では中途採用や店舗のアルバイトスタッフ採用にも導入いただくケースも増えてきました。
特にアルバイトスタッフは、申し込みから面接日まで数日でも空いてしまうと候補者が面接に行かなくなるケースも非常に多いと耳にします。採用広告費を無駄にしないためにも候補者にとって待ち時間の短いオンライン面接は有効です。
―特にこだわって作り込んだサービスの特徴を教えてください。
採用担当者と候補者、両者の使いやすさを追求し、無駄な機能を極力削ぎ落としていることです。
採用業界にはすでに流通している採用管理システムがあるので、後発のシステムが多くの機能を搭載しすぎてしまうと、かえって機能が多いことで操作性が悪くなり、利用者を戸惑わせてしまうことになります。
そこで、Web面接に最低限必要な機能のみを残し、質問設計などWeb面接のためだけに必要な項目以外は既存の採用管理システムと連携出来るようにしました。
新しいシステムを作る際は、あれもこれもと余計な機能をつけたくなるもの。ただ我々は戦略として、余計なものを削ぎ落とし、採用担当者がいかにスムーズに既存のシステムと連携できるかにこだわりました。
一方、応募者にとっての使い勝手の良さにも注力しました。今の学生は自撮りに慣れているとはいえ、面接となると緊張する場面もあるかと思います。そこで動画撮影前に、あらかじめ録画した人事担当者の映像を流し「緊張しないでくださいね」「撮り方はこうしてくださいね」というガイダンス動画を流せる仕様にしています。候補者の心理的なハードルを下げ、普段通り話していただくための工夫です。
ハードルを下げると応募率の向上に繋がり、応募率が上がれば求人広告費用も下げることができます。実際に我々のお客様の中では、出張費なども含めると年間で1億円ほどコストカットができた企業様もいらっしゃいます。