女性のキャリアは十人十色。3名の女性リーダーが語る、キャリア選択&働き方のコツとは。キャリアDay 第1回座談会

仲間・文化
2024.09.27
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ソウルドアウトグループ先輩社員の歩んできた道のりを知ることでキャリアの選択や働き方のヒントをお届けする社内イベント、「キャリアDay」。第1回は、「女性リーダーたちのキャリアに迫る!明日から実践できる働き方のコツ」です。財務・経営企画ディビジョンの飯田 阿記子さん、マーケティングカンパニー 西日本営業本部  関西セールスグループの穴吹 美緒さん、ソフトウエアカンパニー PBアカウント第1本部 第3グループの増田 茉莉さんの3名に、キャリア選択や日々の工夫について語ってもらいました。

飯田 阿記子(いいだ あきこ)
財務・経営企画ディビジョン SVP
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飯田 阿記子(いいだ あきこ)
2010年10月にソウルドアウトへ派遣社員として入社。
2013年より正社員として入社、2016年に経営企画室室長となりマザーズ上場準備を実行。
2018年よりテクロコ(現SOT)にて経営企画室室長として管理会計の仕組みを導入。
2022年よりTOB後のPMI事務局を平行して実施する。
2023年よりSOTの経企・事業支援の管掌執行役員となり、同時にソウルドアウト経営企画本部の本部長となり、中計策定、組織再編に伴う法定関係のPM、ISMSの導入、M&Aの運用管理など、幅広く対応。
穴吹 美緒(あなぶき みお)
マーケティングカンパニー 西日本営業本部 関西セールスグループ SP
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穴吹 美緒(あなぶき みお)
2015年ソウルドアウト株式会社に入社。名古屋営業所、大阪営業所にて営業を経験。営業だけでなく、各種媒体運用、制作など幅広く従事。2021年、メディアエンジン株式会社に出向。コンテンツSEOやアドアフィリエイトに従事。2022年、大阪営業所に営業として復帰。人材や店舗来訪、単品通販などメインに幅広く対応。
増田 茉莉(ますだ まり)
ソフトウエアカンパニー PBアカウント事業本部 第1本部 第3グループ リーダー
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増田 茉莉(ますだ まり)
2022年4月インサイドセールスとして業務委託契約。
2023年1月より正社員として入社、顧客開発支援室にて全プロダクト横断でのインサイドセールスチームリーダーとして新規商談獲得フロー体制の構築。また、マーケティング業務も兼任し、各プロダクトのリード獲得のためのメルマガや外部出稿、セミナー企画運営なども対応。2024年1月よりAG-Boost(現PBアカウント事業本部)へ異動。代理店へのWEB広告提案支援・運用代行サービスAG-Boostの営業兼インサイドセールスチームリーダーとして、事業部のマーケティング・インサイド&フィールドセールス体制の構築中。

3名の女性リーダーの現在地

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左上:飯田 阿記子さん、右上:穴吹 美緒さん、左下:増田 茉莉さん、右下:外部ライター卯岡様
 

──皆さんの仕事内容についてご紹介ください。

飯田:経営企画本部のSVP(シニアバイスプレジデント)として、中期経営計画の策定、計画を推進する上での体制の整備やモニタリングなどを行っています。SO Technologiesでは、執行役員として経営企画と事業推進部分を管掌。予算策定部分、予実管理の強化、資金面の管理、事業側で必要な部分の支援など、いろいろと柔軟に仕事をしています。

穴吹大阪営業所で営業をやっています。最近、営業先として多いのは人材系で、あとは化粧品やエステなど、リード系が中心です。

増田AG-Boostという広告代理店様向けの運用代行サービスについて、代理店様へ説明をしたり、お客様へのご提案方法の支援をしたりといった営業が今のメインです。運用者も兼任しているほか、インサイドセールスチームのマネジメントも担っています。SO Technologiesのサービスの新規商談獲得のマネジメント、メルマガやセミナー企画などのマーケティング部分、AG-Boost事業部の営業アシスタントの管理、育成も私の仕事です。一言では説明しづらいくらい、いろいろとやっています。
 

三者三様、それぞれのリーダー職への道のり

──皆さんのキャリア選択についてお聞かせください。

増田:思い返せば、社会人1年目からリーダー職のようなものをずっとやってきたのですが、マネジメントをしたいという思いは持っていなかったです。仕事は自分が楽しいかどうかが第一で、それは今も変わりません。期待してもらえると尻尾を振ってがんばっちゃう人間で、一生懸命やってきた結果が今ですね。

穴吹仕事のなかに自分の好きなことを増やそうとやってきました。5、6年前に関西の部長職を打診されたときには、実はお断りをしたという経緯もあったんです(笑)。当時はお客様と話しているときが1番楽しいと感じていて、その時間が減ることはしたくなかったためでした。

飯田私は会社から提案されてやってきたのがほとんどですね。経営企画にキャリアチェンジしたのも、新しい部署の部長をやってくれと言われたからでした。経営企画なんて絶対できないし、かつ部長なんて絶対に無理だと思ったのですが、IPO準備真っ只中だったこともあり、受けざるを得ず。

落ち着いたあと、やっぱり経営企画は向いていないと思ったので、1度営業や運用部隊に異動したこともあったんです。しかし、その部署が吸収されることになり、再び経営企画に戻ることに。そこでようやく経営企画に対して「向いているのかもしれない」と思えるようになりました。

──穴吹さんは営業職が好きなだけではなく、得意でもあったからこその今なのでしょうか。

穴吹:いえ、1年目のときは成果が出せず、周りからは「向いていない」と言われましたし、自分でもそう思っていました。成長できるか、得意なことをやれているかという軸をかなり意識していまして、実は転職が頭をよぎったこともあるんです。それでも軸をぶらさずに考えてきた結果が今、という感じですね。

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2018年、クライアントとお客様の心理を深く理解・追求して業務をしている人として、穴吹さんが初めて社内表彰(CMO賞)を受けたときの写真

──これまでのご自身のキャリアのなかで、「この道で本当に良いのか」と迷ったり、壁にぶつかったりしたことはありますか?

増田:前職時代にありました。求人広告の仕事をしていて、天職だと思っていたんですけど、母親業との両立が困難だったんですよね。担当しているお客様がいるので、時短勤務とはいえども帰宅後も仕事をせざるを得なくて。結局、子どもが学校の勉強に付いていけてないことに気付き、宿題や勉強を見なければと退職を決めたのですが、本当に辞めたくなかったです。ただ、仕事は私の代わりがいるけれど、この子のママは私しかできないから、今は子どもを優先しようと踏ん切りをつけました。

2年間、専業主婦に専念したあとは個人事業主として自分のペースで働ける形で仕事に戻りました。正社員に戻った今は、夫が個人事業主として育児と家事もメインで担当し、私が仕事を目いっぱいやるという形に。夫が働き方を変えてくれたおかげで、存分に働ける状態をつくれています。

img専業主婦に専念していた当時、増田さんとご家族で近所の公園にお花見に出かけたときの写真

飯田:ライフステージの変化はキャリアにとってなかなかの壁ですよね。私は産後に部長職を打診され「定時で帰れるなら」と引き受けたのですが、マネジメント以外にもやることが山ほどあり、壁を感じました。出産前とは違い、産後はどうしても時間の制約があります。120%でがんばっているのに、仕事で発揮できるのは70%で、家で発揮出来るのは30%となってしまう。仕事でも家庭でも100%のパフォーマンスが出せないことが歯がゆくて、よく上司に愚痴を吐いていました。
 

最大限の成果を出すために、今日から真似できる工夫とは

──皆さんが仕事をするうえで意識していること、工夫についてご紹介ください。

飯田:不満の原因は不安だと思ったんですよね。どうなっていくのかがわからないから不安になり、ストレスになっているんだなと。そのため、半年から1年のやるべきことを視覚的に把握するようにしました。また、子どもが病気になったらSlackのアイコンを変えたり、カレンダーでも分かるようにするなど、周囲に状況を伝えられるように工夫しています。あとはフレックスを使って朝早くから仕事をして、早めに上がるようにしています。

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飯田さんとお子様の運動会での一コマ

穴吹得意なことで努力したほうが成果になるというのが私の考えです。苦手なことも一定のラインまでは学びますが、あとは得意とする人と関係性を築いて、チームを組むようにしています。家庭も同じで、私は料理が苦手で夫のほうが得意なものがあるため、そこは夫に任せるようにしています。

増田:飯田さんと同じくタスクの可視化ですね。今日、1週間、1ヵ月、3ヵ月と可視化し、優先順位を付け、かつGoogleカレンダーには予定だけでなく対応タスクを入れてみんなにも伝わるようにしています。タスクを入れるときにはバッファを設け、緊急案件が入ったら動けるようにしておくことも重要。あとは朝と退勤前の30分には何も入れず、通知はそのときにまとめて見て返すこと。集中タイムを設けて、その間は連絡を返さないとするほうが、効率的に仕事を進められると思っています。また自分の仕事の得意不得意は周囲にきちんと伝えて、お互いの得意不得意を助け合ってより効率的に仕事ができるようにすることを意識しています。

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